
8/30(日)に名古屋ミネラルショーに行ってきました。
今年は少し規模を拡大しての開催になりましたが、お客さんの入りはイマイチな感。数年前のブーム時と比べると、だいぶ寂しくなってきたような印象でした。まあ、私が行ったのは2日目でしたから初日はもっと盛況だったのかもしれませんし、会場が広がったぶん人口密度が低下しているのかもしれませんが。
それで今回の成果ですが、国産に重きを置く名古屋ショーと私の嗜好は数年前から乖離してきており、正直今回も目につく物は少ない印象でした。新産品もバイカラーのアラゴナイトやモロッコの赤水晶くらいで(少し悩むもどちらもスルー)、どの店も以前からの在庫を捌いているだけの気がしました。
なので、今回は大きな成果は無し...になりそうだったんですが、ある1店だけ私のハートを鷲掴みにする店がありました。そのお店には春の大阪ショーでもお世話になってるんですが、今回はさらにラインナップが充実していて、大量のスペイン蛍石が"私を買って~"とアピールしてくるのです(汗)
いろいろ目移りしながら何とか2つに絞ったものの、2つ共にそれぞれが別の特徴を持った素晴らしい標本でなかなか選べないでいると(両方買うには高過ぎるのです)、店長さんから
「石との出会いはそのとき限りですからね~(=次まで待ったらもう無いよ)」
という軽いジャブが。(うっ!)
さらに、店長さんはおもむろに「カード使えます」の看板を指差して
「最近はこういう便利な物があるんで~」
「皆さんけっこう高額の標本も買われていくんですよ~」
「ここでは一括払いしか選べませんけど、後でリボにも替えれますよ~」
「お財布の現金が減らないと、ついつい買ってしまうんでしょうねぇ~」
と、悪魔の囁きをいくつも発します。(ううっ!)
そして畳み掛けるように
「当然、お値段も割引させてもらいますし~」
とおっしゃるので、じゃあ2つでどれくらいになるのか尋ねてみると、なんと20%も引いてくれる!っていうんで、もう完全にノック・アウト。
店長さんの巧みなトークにやられ(という事にしておいてください^^;)、私はお財布からカードを差し出したのでした。
まあ、帰宅して改めて標本を眺めたら、やっぱり2つともに素晴らしい標本で、今のところ後悔は微塵もありません。
また明日から頑張って働きます....(汗)
1)蛍石 (La Viesca Mine, Asturias, Spain. 産)
少し紫かかった青色のフローライト。
結晶の透明度が高くて表面もテリッテリ、さらに裏面にも結晶がビッシリ。
特に青の色合いが絶妙に私のツボで、こちらは見せてもらった瞬間から、もう手放す気はありませんでした。
2)蛍石 (La Viesca Mine, Asturias, Spain. 産)
対するこちらは、薄めの水色フローライト。
結晶表面は多少溶けているんですが、それでも反対側まで透けてみえるほど透明度は超抜! 母岩がほとんどなく蛍石だけで構成されている標本なので、全方位から光が入って余計に透明に見えるのです。
こちらを置いていくか持ち帰るかをずっと悩んでいた訳ですが、今は店長さんのおかげで良い標本が買えた、と思っています。
3)蛍石 (中国 雲南省 大理白族自治州 巍山イ族回族自治県? 産)
ピンクに近い紫色のフローライトで、表面にグレーのゾーニングが出ている部分があります。
まだ持っていない色だったのと、結晶の趣が気に入ったのと、あと安かった(爆)のでコレクションに加えることにしました。
4)ルベライト? (Cruzeiro mine, Minas Gerais, Brazil. 産)
私的にギリギリで「ルベライト」と呼んでいいリチア電気石。
(もう少し薄いとピンク・トルマリン)
もっと色の濃いモノもありましたが、小さかったり結晶にダメージがあったりで見送り。
赤単色のリチア電気石はこれが初購入。
5)、6)紫水晶 (Cerro De La Concordia, Veracruz, Mexico. 産)
こちらはショーの帰りに立ち寄った東急ハンズの割引セール(ハンズメッセ)で購入。
去年は3割引きに釣られて高額標本をいくつか買ってしまいましたが、今年はショーの方で散財したので(汗)、大人しくこの2つだけにしときました。
でも、7万円くらいのスイートホームのロードクロサイトは少し迷いましたけどね(笑)
だって、3割引きだと2万円もお得なんですもん。
購入理由は、単結晶の方はレムリアン・シードっぽい形状が気に入り、クラスターはまだ未所有だったので。
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