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そして探求の旅は始まった・・・

   収集した鉱物を紹介するブログです

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岐阜県恵那市在住です。
最近は「蛍石」ばかり買っています。
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◆ ようこそ お越し下さいました ◆

 2007年夏より「鉱物」に目覚め、収集の旅に出ております。

 特に未加工の原石に魅かれ、美しい結晶鉱物には目がありません。

 もし学術的に誤った記述がありましたら、お手数ですがご指摘願います。

 最近は更新をサボりがちですが、よろしくお付き合い下さい。


 尚、産地標記は購入店のラベルを参考に「独断」で記載しておりますので

 必ずしも正しいとは限りません。その旨ご承知おき願います。

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名古屋ミネラルフェスタ2017


20171216-b1.jpg


あけましておめでとうございます。
本年も細々ながら継続していけたらいいなぁ~と思っております。


さて、昨年末の話ですが「第1回ミネラルフェスタ in 名古屋国際会議場」に行って来ました。

こちらは第1回ということで新イベントになるようですね。
近年は「ミネラルマルシェ」が全国各地でミネラルショーを開催していますが、さらに新規参入する企業が出てくるということは、どの会場も利益が出ているんでしょうかね?(笑)

ミネラルフェスタは早くも来年の第2回開催が決定しているようですし、買う側としても購入機会が増えるのはいい傾向ですな♪ 

出店数は70くらいで、アクセサリー系のお店が多い印象でしたが、私がいつもお世話になっている標本系のお店もいくつか出店されていました。まあ、池袋直後だし商品の大きな入れ替わりも無いだろう・・・と冷やかし半分のつもりだったんですが、終わってみるとけっこうな散財ぶり。

人間の欲望にはキリが無いのです....(爆)


右) 弗素燐灰石  (Panasqueira Mine, Portugal. 産)

有名なパナスケイラの弗素燐灰石です。
まだ未所有だったのと、水晶クラスターのとコンボが気に入りました。


中) 蛍石  (Vignola Mine, Italy. 産)

初めて目にした時からずっと気になっていたイタリア産フローライト。
しかし、購入には至らずにスルーすること(たぶん)3回。
それでも、この石は誰の元にも旅立たず、私がまた来るのをじっと待っていてくれました。とうとう根負けして購入(笑)

でも、そういう曰く?があるせいか、とってもお気に入りです。
落ち着きのあるブルーのグラデーションが癒し。


左) 蛍石  (Boltsburn Mine, England, UK. 産)

イギリスの有名古典産地ボルツバーンの貫入双晶です。
昨年、新たに産出したという水色フローライトも購入しましたが、こちらは操業当時(1931年頃に閉山)の標本だと思われます。

また改めて記事にしたいとは思いますが、この標本はとにかくゾーニングが美しいです。幾層にも重なり合うゾーニングを透過光で眺める時間は至福です♪


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池袋ミネラルショー2017
20171202-b1.jpg


行ってきました、池袋。

しかしまあ、とにかく遠い!
なんだかんだで自宅を出てから会場に着くまで5時間半。日帰りだと往復11時間の移動ですから、こりゃしんどいです。

そして、「日本一」を謳うだけあって会場が広い!
お気に入りの店が集中していたこともあって3Fから入場しましたが、ようやく3Fを見終わった時点で、残された時間は1時間を切っていました(汗)

とてもじゃないですが全部を観ることは出来ないので、2Fはサーっと流し観るのが精いっぱいでした。一泊して2日間かけて観る人がいるのも頷けますね。

続いて出展者の印象ですが、中部・関西地方のショーでも見掛けるお馴染みのお店は「いつも通り」って感じでしたが、個人的に初見のお店もかなり多く、特に外国人オーナーさんのお店に目が留まることが多かったです。

2Fを観る時間が無くなってしまったのも、初見のお店が多かったからでしょうね。まあ、これは回数を重ねていけば解決する問題かもしれないですが、移動時間と交通費を考えるとそうそう何回も訪れるのも...悩むところです(汗)

そして、最後に購入品ですが、「せっかく来たんだし...」という言葉に押され、予算無視で買い過ぎてしましました(汗) そういう意味でも、やはり池袋遠征は3年ごと...くらいにしとかないといけないかもしれません。


右前) 蛍石  (Yaogangxian Mine, Hunan Province, China. 産)

ヤオガンシャンの新産フローライト、とのこと。
もう少し色が薄くて水色っぽい同種の標本はたくさんありましたが、この色はこれ1つだけ。白い内包物が目立つので好みは別れると思いますが、自分は結晶の形、色合い共に気に入りました。

右後) 蛍石  (Xianghualing Mine, Hunan Province, China. 産)
パっとみると黒っぽいですが、黒色は全て母岩が透けたもので蛍石自体は薄い黄緑色です。つまり、透明度がハンパない! 同産地で透明&グレーゾーンの蛍石は持ってましたが、このタイプは未所有だったので。

中前) 蛍石  (Okurusu Mine, Namibia. 産)

ナミビアの蛍石は色彩が鮮やかでお気に入りです。
この標本は母岩部分が少なく、光が入るとステンドグラスのように美しいです♪

左前) 蛍石  (Penas Blancas Mine, Colombia. 産)

コロンビアの鮮やかなグリーン混じりです。
よく見掛けるのは、ランダムに緑色の”サシ”が入ったモノですが、この標本はゾーニングの頂点部を規則的に染めていて、それが気に入って購入しました。普段はこういった単結晶はあんまり買わないんですけどね(汗)

左後) 蛍石  (Frazer's Hush Mine, Durham, England, UK. 産)

スペイン、中国の有名産地の蛍石はそこそこ集まってきたので、最近はイギリスの有名産地に目が行くことが多いです。
Frazer's Hushも閉山して久しくなかなか入手困難ですが、今回良い品が手に入りました。もちろん、太陽光でもメッチャ蛍光します。

中後) 紫煙水晶  (Goboboseb Mts, Brandberg Area, Namibia. 産)

ずっと欲しくても高額過ぎて手が出なかった「アメシストスモーキー」が破格値で買えました。
あまりにも安いので”実はブランドバーグ産ではないのでは?”という疑念も噴出していますが(汗)、個人的にはあまりブランドバーグという”ブランド”に思い入れは無いので、このクオリティの標本が安価で買えたことが嬉しかったです。



池袋に行きます


人生初の池袋ショー参戦です。

ただいま新幹線で移動中。

良い石に出会えるといいなぁ




蛍石-07
20160124-b1.jpg


<  蛍石   Fluorite  >

[ 中国 湖南省 郴州市臨武県 香花鋪鉱山 産 ]
[Xianghuapu Mine, Xianghualing Sn-polymetallic ore field, Linwu Co., Chenzhou Prefecture, Hunan Province, China.]
 (L:51mm × H:34mm)


2014年の大阪ショーで購入した、香花鋪(シャンホアプ)のライトグリーン蛍石です。

私が好む標本サイズよりも少し小さめの標本なんですが、その抜群の透明度に惹かれて購入しました。まあ、小さいぶん価格がリーズナブルだったのも購入理由のひとつなんですけどね...(汗)

20160124-b2.jpg

20160124-b3.jpg

この母岩の透け具合、ハンパないです。

蛍石が光学レンズに利用されていることは以前から知っていましたが、天然の結晶ではそこまで透明度が高いイメージはありませんでした。しかし、この結晶の透明度を見てしまったら「レンズとして使える」というのも納得できるというものです。

色合いは独特の薄い黄緑色。
よく見られる「蛍石グリーン」とはまた違う、落ち着いていて趣きのある和風な風合いで、個人的にはすごい好みです。

20160124-b4.jpg

結晶形はよくある六面体ですが、各辺には面取り(d面)が出ています。

さらによく見ると、その面取り表面には無数の細かい六面体結晶が形成されていて、この結晶が小さな六面体ユニットの集合で出来ていることがよくわかります。

本当ならば均一な表面にまで成長するハズだったんでしょうけど、何らかの原因で途中で成長が止まってしまったのかもしれませんね。

20160124-b5.jpg

20160124-b6.jpg

よく中国産蛍石で階段状に崩れたように結晶している蛍石を見掛けますが(ShangbaoとかRuyuanなど)、そういったタイプはこの標本以上に早めに成長が止まってしまったモノなのかもしれません。


蛍石-06
20151230-b1.jpg

20151230-b3.jpg


<  蛍石   Fluorite  >

[ 中国 江西省 上饒市上饒県 産 ]
[ Shangrao Co., Shangrao Prefecture, Jiangxi Province, China. ]
 (L:110mm × H:53mm)


2012年の名古屋ショーで購入した、ちょっと”いわく付き”の中国産蛍石です。

この標本は老舗ショップ:Kミネラルズのダンボール箱の中から発掘したものですが(独特の売り方なんで店名隠しても意味ないか ^_^;)、目を引いたのがその価格。

まず一番下に貼ってある値札が「10,000円」、その上に「5,000円」が重ねられ、さらにその上に「2,000円」のシール(わざと元値が見えるように貼ってあるのが商売上手なところ)。

当初の売値から実に80%OFFされるなんて、どう考えても原価割れしてそうだし、”どんだけ不人気な標本なんだよ....”と勘ぐりましたが、標本自体はサイズも大きいし、結晶もハッキリしていて2,000円なら全然悪くない。

”きっと数多く出回り過ぎて価格が暴落したんだろう...”とその時は安直に考え、よい掘り出し物に出会えた、と喜んで購入しました。

しかし、今回の記事を書くにあたって調べたところ、いくつか”いわく”が付いていることがわかりました。

まずはその産地。
mindatで「江西省上饒市」を調べましたが、蛍石産地としてあまり著名な感じではなく、3箇所から蛍石の産出報告はあるものの標本の写真は存在せず、これ以上の同定は不可能でした。

そのうち「江西省上饒市」産の蛍石は、同じ江西省にある「九江市徳安県 徳安(De'an)蛍石鉱山」のモノだ、という記述をネットで見つけました。さっそくmindatで徳安(De'an)蛍石鉱山を調べてみると、こちらからは私の標本に似た写真がウジャウジャと出てきました。

なので、”じゃあ、徳安(De'an)で決まり!”と思ったんですが、ふと目をやった注釈部分に「上饒」を表す「Shangrao」のスペルがあったので気になって翻訳サイトで訳してみたところ、以下のような記述が見受けられました。

 「八面体蛍石は実際には上饒(Shangrao)近くの鉱山から来るのかもしれません」

そして、さらに

 「この地域に起因する多くの蛍石写真は、最終的に別の地域に移動する可能性がある」

との記述も。

他にも「業者が場所を特定されるのを恐れ、正確な産地情報を提供していない」という記述もみられ、どうにも産地についてはハッキリしない現状であることが伺えました。

なので、とりあえずこの記事での産地情報は「上饒」にしておくことにします。
いつかハッキリする日が来るといいんですけどねぇ~(汗)

続いて、2つ目のいわく「オイル塗布」

産地情報を調べている際に、この産地の標本には見映え向上のために「オイルが塗られている」という記述を何度か見かけました。

表面が少しベトつく、とか、結晶のくぼみに固化したオイルが溜まっている、等の記述がありましたが、私の標本にはそのような”痕跡”は発見できませんでした。

ただ、この産地の標本は石英質の母岩をフッ化水素酸で溶かして結晶を露出させている、という話なので、個人的には”たぶん塗っているんだろうなぁ~”と思っています。

何故かというと、以前に酸化鉄で茶色く染まった蛍石をクリーニングしたくて希塩酸に放り込んだことがあるんですが、出てきたら表面のテリが多少鈍くなってしまったことがあったのです。

この産地の蛍石は、表面のテリに乏しくスリガラス状になっているのも特徴のひとつですが、もしかしてそれは「酸処理の副作用」なんじゃないの?と思うのです。そして、その荒れた表面をごまかすために、オイルを塗って人工的にテリを復活させているのではないか?と思うのです。

 20151230-b2.jpg

蛍石の結晶は六面体になることが多いようで、天然の八面体結晶は数が少ないそうです。言われてみると、私の蛍石標本の中でも八面体結晶はこの標本だけでした。

色合いも薄いグリーンを基調に、結晶の稜線部分だけ紫に変化する美しさ。

この結晶が本来持っていたテリ具合は一体どんな感じだったのでしょうか?
その姿を拝んでみたい、と思うのは、きっと私だけではないでしょう。

返す返すも、蛍石が石英中に埋没してしまっているのが残念な産地です。


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