< 満ばん柘榴石 2009.06 表面採集 >今年の6月、長野県某所(あえて名を伏せますが、石を見ればわかる人にはわかりますよね)の有名な柘榴石を採集しに行ってきました。ここは採集禁止の産地として有名な場所なんですが、このブログを通じて知り合った方に採集禁止でない(?)場所を案内していただく機会があり、諦めていた有名産地の標本を自己採集することが出来ました。
産地は流紋岩が風化した土砂で出来た斜面で、その中に黒い柘榴石が混ざっています。雨で洗われた柘榴石の結晶面の輝きを探して、ただひたすら斜面とにらめっこ(笑)を続けます。
それなりに数は採れますが、図鑑に載っているような1cmオーバーの完全結晶などは夢のまた夢で、5mm以下の小さな物が殆どです。それでも、結晶面の美しさは同じもの。かつて”日本でもっとも美しい柘榴石”と言われたのも納得で、特にテリの強さは他の追随を許しませんね。
こんな美しい柘榴石を採集する機会を与えてくださったYさんに、改めてお礼を申し上げます。
では、採集品の中でも特にお気に入りの4品をご紹介したいと思います。

これは採集品の中でも最大級のサイズで、最長部で9mmほどあります。上部に大きな結晶面があって、とっても迫力があり、一番のお気に入りです。

お次はサイコロのように正方形の結晶面が集まった標本です。面取りのようになった面も含めるとかなりの数の結晶面があり、光にかざして動かすと非常に美しいです。大きさは7mmほど。

こちらは少し変な形をしていて、そのぶん結晶面の構成が複雑です。それが何ともいえない光の照り返しを生むんですよね。大きさは8mm。

ラストは3つの結晶が重なり合った標本。どうして3つになったのはかよくわかりませんが、ちょうど均等な位置に同じような大きさの結晶があるのがカッコイイと思っています。名づけて「三つ巴」(笑)。大きさは9mm。